AndroidなHT-03Aは2009年10月下旬の公式1.6でパフォーマンスが少し良くなったのですが、ウィジェットを入れまくると重くなってしまい、アプリを終了してもホームがなかなか表示されないという状況になってしまいました。
ウィジェットが使えることはAndroidの特徴の一つなので、これはどうにかしたいと思っていたところ、カスタムROMは速いよっていうお言葉から、「ドコモ保証外」になることを承知の上でAndroid 1.6カスタムROM最速と噂されるDwang1.17を入れてみました。
Dwang1.17はAndroid 1.6をベースにチューニングを施されたもので、別途有志の方が作成された日本語化ファイルもあります。
さて、rootを奪取していない公式1.6からそのままDwang1.17は入れられません。
rootを奪取した公式1.6にしてる方はDwang1.17がそのまま入れられます。
つまり、純粋に公式1.5からroot化していない公式1.6にそのままアップデートしちゃった人は
手順が面倒くさい
上に、
ドコモの保証が受けられなくなるのと、永遠にドコモの起動ロゴが出なくなります。
なので、完全に自己責任で作業をすることになります。
私も責任は取れません。
大雑把に流れを説明すると、下記の様になります。
最初、よく分かってなかったので、遠回りした可能性もありますが、こんな感じです。
- 【事前準備】Windows7 64bitにAndroidSDKインストール、HT-03A開発用設定
- 【1.6→1.5】Goldcardの作成
- 【1.6→1.5】ドコモ版公式1.6から、MyTouch3G版1.5へダウングレード
- 【1.5→1.5root】root化
- 【1.5root】リカバリーユーティリティの差し替え
- 【1.5root→Dwang1.17】Dwang1.17適用
- 【Dwang1.17】Dwang1.17日本語化Updater適用
ちなみに、私は「全くバックアップを取らないで作業を行いました」ので、絶対にマネしないで下さい。
絶対に、バックアップは取って下さい。
特にアプリは「有料」のアプリしかダウンロード履歴に残らないので注意して下さい。
私がバックアップを取らなかったのは、単にせっかちなだけです。
「どうせドコモ保証外だし~」とか思ってませんよっ。
作業に当たっては、先人のみなさまのサイトやtwitterの#androidjp、#ht03aのみなさまのアドバイスを参考にさせて頂きました!
ありがとうございます。
1.【事前準備】Windows7 64bitにAndroidSDKインストール、HT-03A開発用設定
パソコンからHT-03Aを操作する必要があるので、AndroidSDKを自分のパソコンにインストールします。
以前から、Windows7 64bitに上手くインストール出来ずにいて悶々としていましたが、どうやら32bit版JREの入れ直しで上手くいくという記事を見つけたので、Sunのサイトから最新のJREを取ってきて、管理者権限でインストールしました。
あと、ポイントとしてはHT-03Aのアプリケーション開発の設定で、「USBデバッグ」を有効にしてHT-03A付属のUSBケーブルで繋ぐとそのままAndroidSDKからadbコマンドが使えるのですが、私は毎回マウントしていたので作業の途中で切られてしまいました。ファイルをコピーする時以外はマウントの必要は無いです。
Windowsな人は、adbコマンドはDOSプロンプトから行います。
adbコマンドの使い方は下記のサイトを参考にさせて頂きました!ありがとうございます。
Google Android用携帯アプリ作成 のための基礎知識(小山博史のJavaを楽しむ(9))
Androidのadbコマンドの使い方(突然消失するかもしれないブログ)
Android Debug Bridge(Android developpers)
あとは、「提供元不明のアプリ」を使用出来るようにチェックします。
今後の作業では一時的に英語版のOSになりますが、その時もこれらに該当する設定を行いながら作業します。
そうそう、BizホーダイのAPN設定「mpr2.bizho.net」をメモしておかないと作業が進められません。
2.【1.6→1.5】Goldcardの作成
★参考サイト★
帰ってきたHeRo! 1.6→1.5へのダウングレード成功(Bee's Music Style)
HT-03A official 1.6 → 1.5 downgrade 【人柱専用】(コムギドットネット)
私のHT-03AはSPLの照合で弾かれたので、コムギドットネットさんのGoldcardの作成の項目を参考にさせてもらって作業を行いました。
twitterでもフォロー頂きました!ありがとうございます。
元々、HT-03A付属のmicroSD 2GBは使っていなかったので、Goldcardは作りやすかったです。
(普段はpqiのSDHC microSD 4GBを使ってます)
でも、Goldcardの作成はかなり慎重に行いました。
3.【1.6→1.5】ドコモ版公式1.6から、MyTouch3G版1.5へダウングレード
★参考サイト★
帰ってきたHeRo! 1.6→1.5へのダウングレード成功(Bee's Music Style)
HT-03A official 1.6 → 1.5 downgrade 【人柱専用】(コムギドットネット)
Bee's Music Styleさんのサイトを参考に、MyTouch3G版の1.5ROMを適用します。
これで、永遠にドコモ版1.6とお別れです。
最初の起動時にGoogleアカウントの入力と認証が必要なため、MENUボタンからAPNの設定をして一旦ドコモに繋ぐようにしておきます。
4.【1.5→1.5root】root化
5.【1.5root】リカバリーユーティリティの差し替え
★参考サイト★
AndroidのカスタムROMに手を出してみた(Rapid Express)
root化もリカバリーユーティリティの差し替えもRapid Expressさんのサイトを参考にさせて頂きました!ありがとうございます。
リカバリーユーティリティをCyanogenMod v1.4 + JFに差し替えておかないと、標準のリカバリーユーティリティでは後述のような任意のカスタムROMを適用出来ません。
(Dwang1.17を入れようとしますが、CyanogenMod v1.4 + JFが必要です)
また、リカバリーユーティリティ「FlashRec」のバージョンは1.1.2を使用します。1.1.3では上手くいきませんでした。
(私はここでハマってしまいました)
また、提供元不明のアプリをインストールするために、「AndExplorer」をマーケットで検索してインストールして作業をしました。
6.【1.5root→Dwang1.17】Dwang1.17適用
7.【Dwang1.17】Dwang1.17日本語化Updater適用
★参考サイト★
HT-03AへのカスタムROM(Dwang v1.13)インストールメモ(dshinaの日記)
dshinaの日記さんの2番以降を参考にDwang1.17の適用と日本語化Updaterを適用しました。
再度、APNの設定を行い、Googleアカウントにて認証を行えばOKです。
失敗しながら2日掛けて作業を行ったのと、記憶を頼りにかなり大雑把に書いてしまったので、足りてなかったり間違っている所があったら、ご指摘下さい。
ドコモの保証と、ドコモの起動ロゴを永遠に失った代わりに得たスピードは、とても快適です。
また、Android公式1.5時代にやってたオーバークロックも出来るようになったので、ますます快適になりました。
あと、Androidは基本的にデータはウェブ上に、という設計なので、ローカルにほとんどデータが無かったことも、作業を行う後押しになりました。
step.4 :
【1.5→1.5root】root化
any more detail?