講談社のアフタヌーン誌に長期連載されていた、あさりよしとおの「るくるく」が10巻をもって最終巻となりました。
アフタヌーン本誌を購読していないので、最終回を迎えていたのを知りませんでしたが、第一話が2001年12月号、最終話が2009年5月号なので、約7年半の連載でした。
地獄から来た“悪魔”の姫「瑠玖羽」と部下が【地上の世直し】をしに、鈴木六文の家に居候したことから始まった不思議な生活。
六文の父親・鈴木三文は「キリスト教の七つの大罪」を犯した罪で、なんと“天使”から神罰という名において処刑されてしまいます。
さらに、悪魔が住み着いたことで六文も天使に狙われますが、瑠玖羽に助けられ、また、三文は悪魔のおかげで、なんとか猫の姿で復活。
悪魔達は深夜に公園の掃除を行ったりと、世直しを少しでもして、地獄に来る人を少なくしようとします。
そう、地獄は“満員”らしく、これ以上、地獄に堕ちる人を増やしたくないのです。
そのあと、仏教の変わった宗派のお坊さん、神の名において空爆を起こす少女、天使の上司が降臨するなど、宗教や宗派が入り乱れて、話が進行します。
しかし、天使が神罰や神の名の下に制裁を加えて回ったり、悪魔が掃除をしたり、お坊さんが祈りを捧げるために供物として動物を殺したりと、
- 何が正義
- 何が悪
ということを時々読者に訴えています。
でも、基本はコメディ。
全体的には楽しんで読むことが出来ます。
連載も長かったので、あさりよしとお先生にはお疲れ様でしたとお伝えしたいですね。
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