まさかソニーからとは思いませんでした、64ビット版 Windows Vista 搭載のパソコンの登場。
(一部のモデルは32ビット版です)
各パソコンメーカーから2009年春モデルが発表されていますが、最近、自作の意欲が減っている私にとっては、尚更関心がない、毎度のニュースでした。
しかし、このニュースは久々にワクワクします。
これまで、64ビット版OSはメリットが少ないと言われ続けていました。
※下記、間違いあったらご指摘下さい。
◆メリット
- 32ビット版Windowsでは一つのアプリケーションが利用出来るメモリの上限が3GBまでだが、64ビット版Windowsは16TB(テラバイト)と広大になる。(実際にはWindows Vista Business/Ultimateの128GBが最大。パソコンのチップセットなどハードウェア上の制約もある。)
特に写真や動画編集をする人にメリットが高い。 - 64ビットにて作成されたアプリケーションであれば、高速に動作することが期待出来る。
◆デメリット
- 多くのアプリケーションが32ビットで作られているため、64ビット版Windowsではコンパチブルモードで動作させることになり、64ビットの恩恵を受けることが出来ない。
- アプリケーションによっては動作しない事がある。特にゲームは注意。
- 周辺機器を動作させるドライバが64ビット版Windowsに対応していない場合、対応ドライバを導入必要があるが、無い場合が多い。
- 4GBなどのメモリを搭載するとお金が掛かる
しかし、時代は状況が一変しており、メモリは圧倒的に安くなり、ドライバも64ビット対応が多く出るようになり、何より、アプリケーションの64ビット対応も徐々に進んでいます。
ソニーがVAIOに64ビット版Windows Wistaを搭載した理由。
それは、ターゲットとするユーザーが写真やビデオの編集に関心が高く、メモリの増大と64ビット対応アプリケーションの登場により、よりクリエイティブな作業に活用できるという、大きなメリットを受けることが出来るからです。
まだ、ソニーのアプリケーションが64ビット対応かどうかはアナウンスが見あたらないのですが、モデルによって選択が可能な、Adobe Creative Suite 4、Adobe Lightroom 2 は64ビット版Windows Vistaで動作するとあります。
しかし、現在のウィルスの大半が32ビット版Windowsでしか動作せず、64ビット版Windowsでは動作しないから、より安心というのは、言い過ぎだと思います。
しばらくはそう言っても良いと思いますが、直ぐに64ビット版Windowsで動作するウィルスが多くなると思います。これは、Mac がウィルスが少ないから安全と言っているのと同じです。
必ず、64ビット版Windows Vistaでもウィルス対策ソフトの導入をする必要があります。
◆64ビット版Windows Vista (ソニーのホームページ)
ざっくりとですが、分かりやすくメリットを紹介されています。
早く他のメーカーも64ビット版Windows Vista搭載で販売されると良いですね。
そうすることで、アプリケーションソフトの会社も本腰を入れて開発・販売してくれると思います。
まずは、マイクロソフト、Officeを64ビットモードで動くようにしましょうよ。
自分ところのOfficeが32ビット互換モード(←IEでしか上手く表示出来ません)でお茶を濁しちゃダメよ。
実は、アメリカでは64ビット版Windows Vista搭載のパソコンは、既に店頭で販売されているんです。
日本はアメリカに遅れを取っています。
今までは自分でインストールしない限り、64ビット版Windows Vistaを使うことが無かったのです。
久々に、自作魂を呼び起こさせました。
自作パソコンを組み立てるということ。
それは、メーカー製パソコンなんかに負けない!ということ。
まあ、Athlon64じゃあ、既に今は負けっ放しなんですが。
いやいや、そうじゃなくて、組み立てた時の同時期のメーカー製パソコンには今でも負けてないということです。
いや、マクロウイルスなんかはごく当たり前に、64bitでも動きますよ? なので、純粋なメリットは「4GBオーバーのメモリを使える」くらいしか。
動かないのは「.com」「.exe」な昔ながらのやつと、UAC絡みで弾くことができるWSH関係のやつとか、その辺です。
あー、IEに取り付くマルウェアなんかは、弾くことができるのかも。
情報ありがとうございます。
やはり、安心出来ませんね。