Firefox3のグラフィックス - Mozilla Party JP 9.0

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講演の1番目はMozilla Japan 技術部のJohn DaggettさんによるFirefox3のグラフィックス関連の説明でした。

かなり流暢にテンポ良くお話しされていたので、若干、メモを取り損なっています。www

ここでは、Firefox3.0におけるCSS3、SVG、Canvas、Firefox3の今後についての説明でした。Canvasというのは初めて聞きました。ホントにユーザーなんだなぁ、私は。f^o^;;

CSS3関連では、角丸がFirefox2よりも滑らかに表示される様になったことやHSL色が追加されたことなどを紹介されていました。

HSL色って聞いたことがあるような無いようなだったので、ちょっと調べてみました。すると、HSL色とは色相・彩度・輝度による色空間だそうです。
そして、聞いたことあるようなと思っていたのはHSB色空間で、これはPhotoshopでした。f^o^;

SVGはXMLで記述するグラフィックスのことで、IEではプラグインがないと表示できませんが、Firefoxは1.5から表示できます。
Firefox3.0では、文字の回転、画像をぼかす、テキストをぼかす処理を紹介されていました。
聞き間違えたかもしれないのですが、テキストをぼかす処理をページ全体に掛けると重くなるというようなことも仰ってました。まあ、そりゃそうですなぁ。www
タグでは利用できない、
XHTMLでは利用できる、
JavaScriptでは利用できる、
とのことです。
JavaScriptを使ったデモでは画像のオブジェクトをつかんで移動などの処理の際に、画像にフィルタをかけて、よりアクション性の高い動きのデモをされていました。

Canvasの説明ではDOMが無い、テキスト文字の中に画像を表示し右クリックで保存する説明、Canvas 3Dの説明をされていました。
テキスト文字の中で画像を表示するデモでは、右クリックして保存すると、背景が透明になるとのことで、2次利用がしやすいと思いました。
Canvas 3Dのデモでは、3D描画をCPUではなくGPU(グラフィックチップ)によって行う処理で、CPUの使用率が上がらないことを実際に画面で見ることが出来ました。
# Open GL ES 1.1 ではCPUで描画していて、
# Open GL ES 2.0 ではGPUで描画するというような
# 説明だったと思うんですが・・・

SVGやCanvasを使うと、結構、いろんな表示ができることを知ることが出来ました。

今後のFirefoxの展開として、まず、
Firefox3 は Gecko1.9にて近日に正式リリース、
Firefox4 は Gecko2.0にて2009年末にリリース予定とのことです。
そして、Firefox3.0では実装できなかったものを「Firefox3.1」として2008年末にリリースされるそうです。

Firefox3.1で実装されるのをいくつか紹介されていましたが、SVGのアニメーション、ウェブフォントの事を説明されました。
ウェブフォントはSafari3.1やOperaで実装されていて、ウェブ上からフォントをダウンロードして表示するものです。
しかし、一般的に市販のフォントライセンスは厳しく、フリーのフォントでは品質的に劣ってしまいます。一方で、フォントにDRMを適用することが無いので、普及には難しいところがあるが、Flashで組み込むよりも楽に実装できるのが特長とのことでした。

結構、聞きそびれたり、スクリーンが微妙に見えない所に座ってしまったので、説明に使われた資料がどこかにあれば嬉しいなぁと思ったり。f^o^;

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コメント(2)

ジョンさん>

おお!ありがとうございます!
助かりました。
次からはもっと早く行って最前列に陣取りますね。

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